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オーガズムを科学する
~“彼といっしょにイキたい”をかなえる~


「イッたことがない」という悩み

悩み

セックスでオーガズムに達することを「いく」と表現したりします。
心地よさがつのって、最高の頂点にとどくことのようでもあるし……
今いる日常世界から、好きな人と一つになって別の世界にいくことのようでもあるし……
たった二文字ですが、夢のある素敵なことばです。

それなのに、「わたしはセックスでイッたことがない」と悩んでいる女性は意外に多いのです。
セックスそのものにどうしても嫌悪感がある、というケースならともかく、
「彼氏と何回もしているのにイケない」
「オナニーではイケるのにセックスでは一度もイッたことがない」
という女性が意外に多く、どうしてなんだろうと悩んだり、わたしの身体はぜったいにイケないんだとコンプレックスに感じたりしがちです。

ファッション雑誌社のポータルサイトがアラサー女子1000人に行った調査注1では、「彼とのセックスでイッたことがあるか」を調査しています。
この調査によれば、

「(イクという)感覚がわからない人」21%、
「自分でないとイケない人」13%
「ない」という人が5%

…と、彼とのセックスでイケない人が合計39%もいることがわかりました。女性の3人にひとりは彼氏に抱かれてオーガズムに達した経験がない、という結果です。
イクことはたぶん、彼にとってもうれしいことだろうし、自分も今よりもっと気持ちよく感じるのだろうし……とわかってはいても、どうしたらセックスでイクことができるのか、は意外と知られていないものなのです。

オーガズムのときわたしたちの身体にはどんなことが起きているのでしょうか。男性は射精が起こるので、とてもわかりやすいですよね。
女性には射精のような目にみえる結果がないので、本人にしかわからない場合もあるし、そもそも自分とほかの女性のオーガズムが同じなのかもよくわからないと思います。
生理学的には、オーガズムのときに起きていること注2は、男性も女性も同じなのだそうです。
血圧が上昇する
下腹部その他の不随意筋が収縮する
心拍が上昇する
激しい快感がある
快感のあとに充足感がつづく
こう書いてみると、「完全にイッたことはないけど、途中まではわかる」という人が多いのではないでしょうか。

注1 CanCam.JP 2017年2月28日更新 【アラサー女子セックス1000調査】
https://cancam.jp/archives/154715/3
注2 参考図書 デイヴィッド・J・リンデン著 岩坂彰訳 『触れることの科学―なぜ感じるのか どう感じるのか』 河出書房新社

不随意筋に反射反応をクセづける

不随意筋

頬も首も赤くなるほどカーッと熱くなったり……
鼓動がきこえちゃうんじゃないかと思うぐらいドキドキしたり……
一つになっているときはもちろん、終わってからも満ち足りた気持ちになる……
好きな人とセックスをするとき、こういう気持ちになることは誰もが経験していると思います。
それなのにオーガズムに到達できないのだとしたら、「下腹部その他の不随意筋が収縮する」ということがスムーズに起きていないのかも知れません。
オーガズムがはじまる瞬間、快感に没頭していると、女性の膣は自然に締まるということになっていますが、どうしたらそうなるのかが当人にはわからないのです。

「下腹部その他の不随意筋」とは骨盤底筋群のこと、子宮や膀胱をささえ、膣の外側を取り巻いている女性にとって重要な筋肉のあつまりです。
デジタル大辞泉によれば、不随意筋とは自分の意志で動かすことができず、主に自律神経の支配を受ける、内臓などの筋肉……ということです。
パートナーとのタッチに快感を感じたとき、脳は神経を通じてアソコまわりの筋肉たちに「きゅんきゅんしよう!」という指令を出します。
その「きゅんきゅん」が最高潮に達して全身がはげしく緊張し、それから一気に弛緩(しかん)する―これが女性のオーガズムです。
この指令に素早く反応できるように、不随意筋である骨盤底筋群をトレーニングしておくことができます。

効果が見られる方法はレッグレイズ注3を行うか、ライフケアグッズを使ってオナニーすること。
グッズで骨盤底筋群(PC筋)を鍛えるには、クリトリスと膣内部をどうじに刺激できるラビットタイプのバイブが有効です。

バイブ

たとえばOVOのK6K7は本体部を膣に入れると、フリッパー(魚のヒレのことです)がクリトリスにあたるようになっていて、それぞれにモーターが入っています。
クリトリスと膣を同時に刺激することが、PC筋の反応をよくしてくれます。

女性のなかには、まだ膣が成熟しない少女期にクリトリスに快感をおぼえる人がいます。
あえて触れてはいないのに、左右の太ももをギュッとつける、畳の上にうつぶせになる、自転車に乗る、などの日常動作でクリトリスが圧迫されることがあるためです。
あるいはおしっこをしたときに、尿道口とクリトリスは近くにあるため、尿道まわりの筋肉に連動してクリトリスに刺激が伝わることもあります。

まずはベッドに横になり、リラックスしてOVOを膣内に入れていきます。
スムーズに入っていかないときは、
●膝を立てて足をひらき、足裏をしっかりシーツにつけてヒップをキュッと締め、膣口を上に向けるようにすると膣の角度が変わってすんなり入ることがあります。
●それでも抵抗があるときは、ウォーターベースなどの自然なローションを使ってみます。OVOにつけて挿入する方法もありますが、膣の入り口をマッサージしながら塗ると、膣口のリラックスにつながっていいでしょう。

本体部が膣におさまったと感じたら、ゆっくりスイッチを入れます。
最初は弱、またはリズムからスタートして、「もっと強くクリトリスを刺激したい」と感じてから弱→中→強とパワーをあげていきます。
感じやすいクリトリスが先に反応して、次第に膣まわりがゆっくりと収縮してくるのが、だんだんわかってくると思います。

内臓まわりの筋肉をインナーマッスル、ローカルマッスルと呼びますが、身体の外側からふれることのできない場所にあり、しかも不随意筋なので、一つの筋肉だけ(たとえば膣括約筋だけ)をトレーニングするということではなく、敏感な部位への刺激から徐々に奥にある筋肉をめざめさせる、というイメージでやってみてください。

注3 レッグレイズなどの筋トレで性感を得ることを、俗に「コアガズム」とも言う。
https://am-our.com/sex/178/8297/

ほんの数ミリの個人差

個人差

「バイブを入れてみたい」と思ったことのある女性がいるように、「バイブは苦手」という女性もいます。
よく聞くのが、彼氏に入れられたとき痛かったから……という話です。
男性は「愛する人が我を忘れて感じる姿を見たい」という意欲から、あるいはAVの影響で、バイブでズンズン膣の中を突いてしまいがちです。
しかし、ペニスとバイブはちがうのです。
激しく中を突かれると、異物感もあいまって恐怖を感じることがあります。

また、膣はまっすぐな筒ではありません。
膣の前には膀胱が、上には子宮が、後ろには直腸があって、膣はゆるやかに後ろにもたれるように湾曲注4しています。
タンポンを入れるとき、途中まで入れるといったん抵抗があり、そこでタンポンの下端をくいっと上に持ち上げるようにすると、スッとおさまる―ということを経験する人は少なくないと思います。
これは膣がやや後方に曲がっているためですが、もちろん男性にはこんなことはわかりません。

基本的に、バイブレーターはまず女性が自分で使っておいたほうがいいなあ、と痛感します。
いちど自分に使ったことがあれば、パートナーに対しても痛くない使い方をお願いできるからです。
それがわからないと、ただ「バイブはきらい」としか言いようがないからです。

日本女性の膣の長さは平均7センチと言われていますが、もちろん個人差があります。
ほんの数ミリの個人差であっても、気持ちいいところに届いたり届かなかったり、痛かったり痛くなかったりします。
年齢や経験により膣の柔軟度も変わってきます。

はじめてバイブレーターを使う人には、先端が柔らかく曲がるK7がフィットするでしょう。
膣内のカーブに沿って曲がりますし、朝顔のつぼみのような先端はバイブに慣れていない人でも、スムーズに入れやすいでしょう。

K7は本体がしっかりタイプですが、フリッパー(ヒレ部分)を90度近くまで曲げることができ、しっかりとクリトリスに振動を与えられます。
強めの刺激がほしいというときに最適なライフケアグッズだと思います。

アメリカのラトガース大学では女性のオーガズムの研究注5を進めており、女性にグッズで自分のクリトリス、膣、子宮頸部(ポルチオ)を刺激してもらい、脳のどの部位が反応するかスキャンした結果、それぞれ脳内の別の部位が反応することがわかりました。
それらの部位のいくつかは重なりあい、また個人差があるそうです。
つま先や乳首を刺激したときにも、また別の領域が活性化します。

男性も女性も性器だけでオーガズムを得ているわけではないのです。
身体の刺激を脳にフィードバックすることを繰り返し、しだいに大きな波や爆発のような感じ方に近づいていきます。
それはパートナーとふたりで体験する感動だと言っていいでしょう。
最高の瞬間をむかえるコンディションづくりのために、OVOがあるのだと思います。

注4 女性のからだの悩みと生理痛のサイト「生理のミカタ」より『女性のカラダの構造』
https://seirino-mikata.jp/knowledge/uterus/
注5 SPUTNIK 「米大学研究チーム:性感極期の女性の脳のメカニズムを解明」(動画)
https://jp.sputniknews.com/science/201706113746868/