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ADULT GOODS

あなたが使っているソレ、安心ですか?
~女性の健康を考えたアダルトグッズのお手入れ方法~


粘膜部分に「触れる」「入れる」、
アダルトグッズは食器と同じ

アダルトグッズは身体の中に入れたり、粘膜部分にふれたりするもの。食器などと同じように、衛生面に気をつけて使いたいものです。 ところが現実には、洋服のような共通の取扱い表示項目がないため、正しいお手入れ方法については意外に知られていないのが現状です。 また、口に入れるものは気をつけるのに、下半身に使うものだと無神経になってしまうということもあるようです。

OVOの広報をお手伝いするようになって、身の回りの女性にアダルトグッズを使った経験と感想をきくようになりました。 近年は女性に好まれるルックスのグッズがふえたこともあり、女性の関心はこれまでになく高まっているようです。
そのいっぽうで、「使ってみたのにアダルトグッズが好きになれなかった」という女性もいて、その理由をきいてみるとこんな答が返ってきました。
「彼が買ってきたバイブが大きすぎて気持ちよくなれなかった」
「バイブで激しくピストンされて痛かった」
なんだかわかるような気がしました。いっぱい感じている彼女が見たくて、彼氏は暴走していたのかも知れませんね。そんな中、こんな声もあったのです……
「新品じゃないローターが出てきて……電池が入れっぱなしなのか、モーターもよわよわ。いろんな意味で気持ち悪いなと思いました」
これは女性はみんな抵抗があるようです。思わず、
「パートナーが変わったらアダルトグッズも新しいものを用意してほしいですよね!」
と言いましたが、女性はみんな同じ気持ちなんじゃないでしょうか。

ところが、この話を男性にするとピンと来ない顔をする人もいます。
「そんなこと言っても、男のペニスは一生一本だぞ? バイブだって同じでいいだろ?」
と言うので、
「ダメですよ。ペニスは毎日お風呂で洗うでしょうが、前の彼女と別れてからバイブを毎日洗っているわけじゃないでしょう?」
と言い返すと、「そりゃそうだ……」と笑いながら納得してくれます。

男性の皆さんには、パートナーが変わったら前の方と使ったグッズは使わず、新しいものを新しい彼女と選んでほしいなと思います。 「誰が使ったんだろう……」と思いながら使ってもらっても気持ちよくなれないですし、性器同士の接触よりは低いとはいえ、性感染症(性病)にかかる可能性もあるのです。
洗わずに保管したグッズをオナニーに使用する場合も危険性は同じです。雑菌が繁殖していますから、ローターなら尿道炎にかかる可能性がありますし、バイブならカンジタを発症することがあります。

新しいパートナーには新しいグッズ、同じパートナーやオナニーに使う場合でもきちんと洗浄または消毒してから、ということを忘れないでください。

プレゼント

基本は使用後なるべく早く、二度拭きをすること

理想をいえば、アダルトグッズのお手入れ方法は水またはぬるま湯で洗うことがいちばんいいのです。汚れが気になるときは、日常使っている石鹸や食器用洗剤を使って、そのあと水で洗い流せば安心です。

ぽちゃん

しかし現実には、多くのアダルトグッズはモーターなどを内蔵しており、水をかけることはもちろん、構造上の継ぎ目から水滴が侵入すると故障の原因になります。 特にローター類には水で洗える部分はほとんどありません。

そこで除菌シートやウエットティッシュでクルクルっと拭く、という人が多いと思いますが、この方法も過信しないようにしましょう。
「どうして? 水洗いより除菌のほうが清潔なんじゃないの?」
と考えがちですが、実は除菌商品で取り除ける菌は細菌だけで真菌※は含まれていないのです。 (※カビの仲間で、健常な人でも皮膚や粘膜に付着しているもの。免疫力が正常な場合には菌は増殖せず感染症にもかかりにくい)
例えば性感染症のうち、クラミジアはクラミジアトラコマチスという細菌によって起こりますが、カンジダ症はカンジダ真菌によって起こるので、 除菌商品でサッとアダルトグッズを拭いただけでは予防できないということです。

除菌商品の効果テストによると*、一回の拭き取りでは除菌できていない細菌が、二回、三回と拭き取りを重ねることで大部分が除去されるという結果が公開されています。 一枚のシートで拭いて終わりではなく、仕上げにもう一枚使って拭くことではじめて除菌ができるようです。
同テストでは、水道水を含ませたティッシュペーパーや除菌表示のないウエットティッシュでも、二度拭き、三度拭きを行った場合は除菌シートと同じ効果が得られていました。 ティッシュに含まれている成分よりも、物理的に除去することがたいせつだということがわかったのです。

ここからは私見ですが、物理的な除去が有効ということは、先ほど書いたカンジダ真菌にも期待できるのではないでしょうか。 細菌も真菌も、ローターやバイブに付着した分泌物の中にいるのですから、すぐにこの分泌物を拭きとってしまえばいいのだと思います。

  1. ①時間が経てば経つほど菌は繁殖しますから、使ったらすぐに拭くこと
  2. ②水洗いできるものは水洗い、洗えないものは二度以上の拭き取りをすること

これがお手入れの基本です。
意外に見落としがちなのが、持ち手部分のお手入れです。女性器に直接ふれる部分だけではなく、手がふれる部分はまた別のシートで拭くようにしましょう。

ふきふき

*参考URL 彩の国埼玉県公式ホームページより「除菌ウエットティッシュの効果をテスト」

より完璧なメンテナンスを行いたい場合

アダルトグッズは人目につくところに置くものではないので、使用後すぐに密閉袋などに入れたくなりますが、これは避けたほうがいいでしょう。 アダルトグッズの素材によっては袋の素材と癒着して変型・変色することがありますし、お手入れ後まだ残っている水分がモーター部分を腐食することも考えられます。
布製のポーチやアダルトグッズ保管用として通販されている不織布のチャック袋など、通気性のあるものに入れておきましょう。引き出しや箱などにしまう場合は、ガーゼでくるんでおくと安心です。

最近のアダルトグッズの中には昔からあった「バイブ」「ローター」「ディルドー」の三つでは分類できない複雑な形状のものがたくさんあります。 クリトリスをはさむ突起がついているものや、膣内奥部のGスポットを刺激するため湾曲しているものなどです。また、膣トレボールもアダルトグッズの一つです。
形状が複雑になるとウエットティッシュなどで拭き取ることが難しくなります。 また、しばらく使用しないグッズを保管するときや、オナニーや膣トレーニングのために同じグッズを長く使用し続けたときなど、重点的にメンテナンスしたいと思うことがあります。

ふだんのお手入れよりさらに念入りなクリーニング方法を考えてみました。 用意するものは、哺乳瓶を消毒するための消毒剤、薄めるための水、バイブなどを立てて入れられる倒れにくい容器、あればガーゼ、これだけです。

用意

日本中どこの薬局でも、「哺乳瓶を消毒するやつください」と言って買えるものです。 この消毒剤は赤ちゃんをさまざまな感染から守るために開発されたもので、細菌だけでなくウイルスや真菌にも効果があると言われています。

薄める濃度や浸す時間は液体消毒剤の説明をよく読んで、哺乳瓶の場合と同じにしましょう。
モーター部分があるものは、濡れないようにガーゼなどでカバーしてテープか輪ゴムでしっかり留めて、水の中に入らないよう気をつけます。

バイブIN 膣トレIN

所定時間浸したあとは、ガーゼに載せて自然乾燥します。哺乳瓶の吸口部分はシリコン製で、OVOにも使われている材質といっしょですから安心して消毒ができると思います。

ガーゼにのせて乾かす

アダルトグッズは次々と高品質のものが開発され、OVOのように長期の品質を保証しているものも増えてきました。 かんたんに壊れて捨てるものではなくなってきていますし、構造を分解して廃棄するのもなかなか手間がかかります。正しいお手入れをして長く愛用したいものです。